青橋由高 「メイドなります! さよなら」 (美少女文庫)

祖母の病の治療のため勝のもとを離れなければならなくなった由佳里。迷う由佳里に美沙はとある提案をするが…。シリーズ4冊目で最終巻?
メイド原理主義にて3人ものヒロインを冥府魔道(メイド道)へと引きずり込んだメイド大魔王・由佳里さんの活躍もこれで見納め?
ウェデングドレスを着てみたり、新婚さんごっこで皆の嫉妬の炎を煽ったり、美沙たちにメイド試験を課してみたり、いつにもましてやりたい放題の由佳里さんが実に楽しい。
嫉妬に燃える美沙ちーも可愛かったなあ。音々の出番はもうちょっと欲しかったかも。
これで完結なのか、はたまた「メイドなります! ただいま」とか「メイドなります!(フランス編)パリは萌えているか」なんてものがあったりするのか。
いやそうじゃない、由佳里がフランスに旅立つラストは「メイドなります!」がフランス書院文庫入りするという示唆だったんだよ! なんだってー!(MMR風)
…とまれ「キャラよし、ラブあり、そしてエロ」の三拍子揃ったシリーズにふさわしい一区切り。
とても楽しいメイドラブコメでした。


感想リンク:
Cemlepisさん
ATフィーダーさん
安眠練炭さん
こぼさん

メイドなります!―さよなら (美少女文庫)

メイドなります!―さよなら (美少女文庫)

シリーズ感想:
「メイドなります! 〜彼女は幼なじみ〜」
「すくみず」
「おしおき」