河里一伸 「ウエイトレスがいっぱい 南国は〜れむレストラン」 (美少女文庫)

夏休みの間、レストランの手伝いをすることになった貴幸。
初恋の従姉、天真爛漫な年下の娘、貴幸を追いかけてきた幼なじみまで巻き込んでのラブラブ生活!?
 河里一伸日吉丸晃タッグによる「〜〜がいっぱい」3作目は沖縄が舞台のレストランもの。
我が故郷が美少女文庫作品の舞台として描かれてるなんて、読んでて恥ずかしさ倍増ですヨ。
那覇からバスで1時間半というと、読谷か、もうちょっと先行って恩納あたりを想定しているのかにゃ?
 本編内容は安定高の”いつもの河里”。
シンプルな中にキャラ萌えとラブとエッチがバランスよくつまっててる。
でも、主人公くんちょいと優柔不断で流されすぎ。
ド本命な千尋嬢を差し置いて他の娘に手を出してるんじゃありません!
「貴くん」「ちー姉ちゃん」と呼び合う従姉弟の関係で幼い頃から実は両想い。
血縁だとか年上という理由で自分の気持ちにブレーキをかけてる千尋姉ちゃんが健気で可愛いだけに、
ツンデレやアホの娘にしゃしゃりこまれる展開よりは純愛に走ってくれて欲しかったなあという気が。
たまには河里=ハーレムという図式を崩してもいいと思うんだ。
まあ、イラストまであるキャラにエッチ無しだと、それはそれで非難轟々でしょうがね。
ところで、日吉丸センセイの絵、表紙の左上にいる娘がどう見ても「さよならトロイメライ」の泉ちゃ(略)本当にありがとうございました。


感想リンク:
河里一伸さん(自作解説)
青橋由高さん
とくめーさん
周成林さん
こぼさん