ジョージ・R・R・マーティン 「七王国の玉座 II 氷と炎の歌1」 (ハヤカワ文庫SF)

壁の守護者になったジョン。
幼い弟たちとともにウィンターフェルに残ったロブ。
王とともに王都へと向かったネッドと2人の姉妹。
それぞれの道を進みはじめたスターク家の者たちを待ち受ける運命は…。

些細なことが取り返しのつかない事態を呼び起こす悲劇。
王族たちの傲慢と姉の裏切りに傷つくアリアの姿が心に痛い。
無論、サンサだって大切なものを失ったわけで、これが姉妹の今後に禍根を残さなきゃいいんだけど。
過酷な現実に打ちのめされながらも、前を向いて歩み始めたジョンの成長が頼もしいなあ。
そして、ブランがー、ブランがー。

七王国の玉座〈2〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

七王国の玉座〈2〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)