ジョージ・R・R・マーティン 「七王国の玉座 I 氷と炎の歌1」 (ハヤカワ文庫SF)

七王国の北の大地。ウィンターフェルの領主をつとめるエダートの元に鉄の玉座の主が訪れ…。
 物語は序盤も序盤。走り始めたばかりだというのに1巻の時点ですでに傑作の匂いがぷんぷん漂っております。
雰囲気たっぷりの世界を読み手に幻視させつつ、北の国に生きる武人とその子供たち、物語の中核を担うキャラクタが落ち着いた筆致で描き上げられていく。
スターク家の連中かどんな荒波に巻き込まれ、どのように運命を切り開いていくのか…。
この先が楽しみだなあ。
翻訳ものにありがちな欠点(読みにくさや間延びした展開)もほとんど感じられず。
大河ファンタジー(もしくは「ロマサガ2」)をこよなく愛する者なら、これはもう読むっきゃない、ない、ないーっ。
…とりあえず、ブラン!・゚・(ノД`)・゚・。


七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)