田口仙年堂 「ガーゴイルおるたなてぃぶ」 (ファミ通文庫)

新米の錬金術師ひかると鳥型自動人形”ガー助”。
なんでも屋を営むふたりが巻き込まれる騒動とは…。
 能力的にはすでに最強で心の成長も著しいガーくんを主役にするのとはまた一味違う、もうひとつの”ガーゴイルの物語”。
お花屋父娘に天成会の皆さんたちで脇を固め、騒がしくも心暖かい雰囲気をかもし出す仙年堂節も相変わらず。
登場キャラが一部重複していたりとクロスオーバーな楽しみもあるし、主人公の駆け出し錬金コンビもいい味出してるし、いい感じ。
あーでも、こちらの方でもvs古科学を話の中心にもってくるのかあ。
せっかく別シリーズでやるのなら「吉永さん家」とは全然違う方向でいってもいいと思うんだけどな。