みかづき紅月 「サムライガール 身も心も」 （美少女文庫）

みかづき女史の３作目にしてデビュー作「サムライガール」の完全続編。
修学旅行で京都に向かった刹那の前にライバル登場!? 巫女装束のサムライガール・竜王子かなでに果し合いを挑まれた刹那は…。

おおお、直弥とラブラブしたり、ライバルに嫉妬したり、勘違いして落ち込んだり、揺れる乙女心な刹那っちが前作以上にかわいいじゃないかー。
リーゼント不良の高山はすっかり”味のある脇役”化してるし、直弥は必殺アイテムを入手する始末ｗ
　やっぱり、続編ものだとキャラクタの深みは増すし、序盤からいろんな展開にもっていくのが可能だったりするわけで、
一冊完結が基本の美少女文庫ももうちょっとシリーズ化を考慮してもいいんじゃないかなあ。
かなでを含めた三角関係にならないのも美少女文庫では珍しい展開。
あくまで直弥と刹那はお互い一筋でいくのね。その純愛や善し！
ストーリーも二転三転して飽きさせないし、これで剣術対決がもうちょっと盛り上がるようならライトノベル好きにも自信をもってオススメできる作品になれるかも。
イラストの方は前作よりもかなりパワーアップ。いやまじで今回の刹那かわいいって。
新撰組な表紙もいいけど、舞妓姿にキュンときた！
あと、今作の難点はかなでと嵐の京言葉がものすごく不自然に感じること。
そもそも攻撃的なキャラに京言葉ってのはありえないと思うんだ。


感想リンク：
korutoさん、
青橋由高さん、
こぼさん、
ururu7さん


前作感想：
「サムライガール」、
「キャリあね。」

サムライガール 身も心も (美少女文庫)