さよなら米澤穂信

 角川スニーカー文庫の片隅*1でひっそりとデビューした頃から見守り続けてきた穂信たんが初めて講演会をするのだと聞きつければ、そりゃ京都にだって駆けつけちゃうさー。
…ということで、同志社大学で開催された米澤穂信先生の講演会に行ってきました。
去年の「犬はどこだ」サイン会でお話させてもらったとき同様、質問に対して丁寧に誠実に答えてくれるその姿はまさに好青年。
自身の作品についての真摯な話題から趣味(ゲーム)に関したくだけた話題まで、いろんなことを話してくれました。
講演会の内容に関しては「雑記:ゆらゆらゆらゆら」に詳しい内容が書かれてるのでそちらにおまかせ。
さよなら妖精」の原案・古典部バージョンとのキャラクター対応が興味深かったかなと。
以下、よそで書かれてないことの補足。

 「同世代の作家の中で気になる方は?」の質問に、自分とは違い本格のガジェットを扱うことの照れが全然ない同世代作家として北山猛邦氏の名があがる。
ってことは、”ミステリらしいミステリ”の新作「インシテミル(仮)」はある意味、北山猛邦への挑戦状だと受け取ってもいいということですね!w

 「ロマサガ」好き(しかも1)。初ルートはホークで途中ゲラ=ハを外したら2度と仲間に出来なくて悲しい思いをしたとか、オールドキャッスル行けなかったとのロマサガトークを披露。
ここでどうしても我慢しきれずに「ガラハドはどうしましたか」と横槍をいれてしまうリッパーさん。
ガラハドは殺せないです、ちゃんとフレイムタイラントのところまで連れていきました…とのお答えでした。
ゲームの中でも心優しき穂信たん。



講演会感想リンク:「RATTA-NET 米澤穂信講演会 レポート集」




*1:ミステリ倶楽部