鷹野祐希 「ぼくのご主人様!? 2」(富士見ミステリー文庫)

平行世界のもう1人の入れ替わり、メイド頭の千尋(⇔千広)が今回の主役。
千尋と千広、入れ替わってから3年を過ごし、元いた世界への想いと今の生活における彼女と彼を取り巻く人たちの情との間に揺れる心…。
神社に奉納された算額和算家の謎もなかなか興味深くて、1巻よりもぐぐっと面白くなってる。
2つの世界における微妙に捩れた恋愛関係にはニヤニヤしまくり。終盤のアレには噴いちゃいましたよ。
元々ホワイトハートで書いてた作家さんだと考えればそういうのもありかとは思うんだけど、
男子読者の多そうな作品(メイドものだし)でそんなことやって、なおかつ挿絵までつけちゃう編集の悪ノリ…英断はさすが富士ミスであります。
あれで退いちゃう人もいるんだろうなあ…。
リッパーさんは勿論、大喜びでやんすよ? うくく。


感想:
「ぼくのご主人様!?」1巻