月見草平 「魔法鍵師カルナの冒険 ４ 世界で一番好きなあなたへ」 （ＭＦ文庫Ｊ）

カルナとミラの師弟関係もこれにて見納め。鍵開けファンタジー完結編。
ミラとエクセラの因縁、伝説の鍵師・ランキンのマスターキー、カルナのスターリングへの淡い恋心、シリーズ通してひっぱってきた話にしっかりと決着をつけての大団円。
うん、綺麗にまとまって良かったよかった。
ヒロインの成長ものであるのと同時にシリーズを通して”師弟の絆”を描いたお話であることも好みでしたよ。
このシリーズの最大の魅力である”鍵開け”のメカニズムや職人芸の数々が結構面白かっただけに、もうちょっと本筋から寄り道にそれた鍵開けエピソードが１〜２冊くらいあってもよかったと思うんだけど、
そのへんは作者もあとがきで「いつか鍵開け系ヒーリングファンタジーな短編集が書けたら」と言ってるし、淡い期待を抱いて待つとしますかな。


シリーズ感想：
１巻、
２巻、
３巻