谷川流 「涼宮ハルヒの憤慨」 (角川スニーカー文庫)

 ・「編集長★一直線」 草野球編を読んで以来、いつかくるんじゃないかと思っていたvs生徒会がついにきたー。
文芸編の次は部室攻防サバイバルゲーム編とかやりませんかそうですか。
みくるたん作の童話のどの部分がハルヒ加筆分なのか。
いじりまわされた原稿に、これでいいんでしょうかぁ〜〜とオドオドしつつ「きっと、みんな幸せになったと思います。そうだったらいいなと思います。」と締めるみくるたんの姿が目に浮かぶよう。
長門作の超短編3つも強く印象に残る。
1と2は”わかるような気がする”けれど、3はまだちょっと理解出来ないな。きっと今後の展開を暗示したものなのだろうけど…。
それと、p.88の挿絵にアニメ版のOPだー!と心の中で叫んでしまったのはわたしだけではあるまい。

 ・ワンダリング・シャドウ むむー。谷川作品を読んでると何故こんなに「sense off*1との親和性を指摘したくなるんだろう。
珪素生命体に情報素子なる設定をああしてこうしたら「sense off」の”宇宙より来るもの”じゃないか。思惟生命体ですよ。ハルヒはやっぱり透子さんなのか!
それともSFに明るくないリッパーさんが知らないだけで、谷川流元長柾木に何か共通した源流でもあるのかしらん。

 それにしても最近のハルヒはかわいくなってきた気がするなあ。アニメ版で好感度アップの影響もあるのかも。

*1:美少女ゲーム。シナリオは元長柾木。2000年。