師走トオル 「タクティカル・ジャッジメント SS 3 善行くんの弁護士養成講座」 (富士見ミステリー文庫)

タクジャ短編集の3冊目。全4話収録。
出張講義に裁判にテレビ番組、どんな場所でもどんなときでも山鹿善行のハッタリと傲岸不遜ぶりは健在。
丁稚奉公でこきつかわれる一尺八寸(かまつか)嬢の明日はどっちだ?
 表題作はぐだぐだ過ぎてどうかと思ったものの、それ以外は相変わらずの面白さ。
「善行の逆襲」での証人いじめが鬼。ほんとひどい弁護士だよ!この子はw
 ”たまに行列ができることもある法律相談所”というネーミングはともかくとして、共産主義特集のVを思わず想像してしまい、あまりのバカバカしさに噴く。
あと、番外編の影野くん主人公話が哀愁漂う私立探偵ものになってて、なかなか良かった。


感想:「タクティカル・ジャッジメント」シリーズ