葉山透 「9S(ナインエス) VII」 (電撃文庫)

囚われの由宇を救うためフリーダムに乗り込む闘真。
そして、NCT研究所ではADEMの反攻が始まる。
 前回で溜めにためた分、冒頭から爆発。
無力化され血を吐きながらそれでも必死に這っていく由宇の姿と…二人の再会。
前回の終盤から今回の前半にかけてのいつになく脆い由宇の姿に、これまでの物語で積み上げてきた由宇と闘真の信頼関係がぐぐっと凝縮されてて、感動を誘う。
1巻の頃から非常に面白い作品ではあったのだけど、ほんと素晴らしい作品に育ってくれましたよ。
後半、視点がADEM 対 海星に移行しても怒涛の展開。主役の2人がいなくても熱いなあ。
熱いといえばサタンの超設定わけわかんねーよw 面白いからいいけどさ。
短編集「ないんえす」で存在感をました八代っちやウンディーネ使いのあきらが今回活躍するあたりのシリーズ構成もさすが。
そして、ADEM編はさらに次回へとつづく。
回復した由宇の活躍が超楽しみですなっ。


感想:I〜V
VI
ないんえす?
「ニライカナイを探して」