「SHADE Italian Connection」 南房秀久 (富士見ミステリー文庫)

超A級エージェント「SHADE」こと銀ファミリーの活躍を描いたシリーズ2作目。
トオヤとピンクのコンビに今回は長姉・ミサトをまじえたミッションで、舞台はイタリア、敵はカモッラ。
ブコメ的な会話が増えたので前回よりも若干キャラクター寄りになったかなーという印象。
とはいえ、ハリウッド映画調のストーリー展開とさくさく読めるテンポの良さは今回も健在だし、最後にあっと言わせる部分があるのも心憎い。
これくらいの面白さで安定してくれるならシリーズ追っかけてもいいな。

今回ミサト姉や双子妹'Sの出番がだいぶ増えたんだけど、それでもピンクが一番目立ってしまってるので、
次回以降は是非ピンク以外の姉妹にもっとスポットをあててほしいところ。
特に銀ファミリーの中ではお色気担当?のミサト姉に期待してみたりして。
短編やっても良さそう。


前巻感想:「SHADE Lost in N.Y.」