「ニライカナイをさがして」 葉山透 (富士見ミステリー文庫)

この本の何がせつないかって、折り返しの著者紹介にある「ルーク&レイリア4巻のためには…」ってのが一番せつないんですけど…(苦笑)
超科学も派手なバトルも謎解きすらない、これまでの葉山透らしからぬド直球な現代青春もの。
わー、読んでてキュンキュンなのでありますっ。
いい意味でも悪い意味でも”アイドル女優主演の青春ロードムービー”的なお話なのだけど、
ヒロインの梨花っちがちゃんと魅力的に描かれてるおかげで、ベタな展開も気にならずに楽しんで読めたのは○。
怒ってるところもかわいくて素敵、ってのがポイント高い。