「ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson3 いま、食べにいきます。」 淺沼広太 (スーパーダッシュ文庫)

全国高校生農力者選手権に出場することにした一馬たち。
みのりの説得とポム(異星トマト)の犠牲により、伊達とフィーアをメンバーに迎え入れ特訓開始!
ところが、コペルの様子がどうもおかしくて…。

オカルト系暗黒キャラになった礼子ちゃんの言動が面白くて、農力者選手権の方もバカバカしくてそこそこ楽しめた。
でも、”黄金の養鶏マイスター”とか”京野菜錬金術師”という愉快な異名をもったキャラクタの登場を匂わせただけで、
彼らの活躍や一馬たちとの対決が描かれてないのはちと不満かも。
それと、何この打ち切り感漂う強引な展開。
コペルに深刻な設定があったことが判明したり、ラストは大会そっちのけで一馬とコペルの行く末は…みたいなことになってるし、
性急にシリーズのまとめにかかったという印象。
うーん…、まだ続くのか、それともこれで完結なのか、よくわからない終わり方ですな。

既刊感想→http://www.big.or.jp/~pon/book/asanuma.htm