「魔法鍵師カルナの冒険」 月見草平 (MF文庫J)

あらゆる鍵を開けてしまう魔法鍵師(ロックスミス)。
大陸一の凄腕と名高い美人師匠ミラの元で修行を続けていた少女カルナは、ついに初仕事に取り組むことになったのだが…、
いきなり、伝説の鍵師が残した”ランキンズワーク”に挑むことに!?

第1回MF文庫Jライトノベル新人賞・審査員特別賞。
魔法鍵師という設定に興味を惹かれたのと表紙の女の子がかあいかったので購入。
あざとい萌え要素もなく、物語もパンチが足りないというか……魔王復活云々な展開になるあたり、えー今時そんなストーリー?という部分もあるんだけど、
誰でも楽しめるようなお話作りをしようという純朴な姿勢には好感がもてるし、話の流れも丁寧で安心感があって、概ね楽しく読めました。
キャラクタはわりと好み。ヒロインのカルナは普通にかわいい。師匠もいい味出してる。この2人の互いへの信頼と優しさが読み所の1つでもあるかなーと。
魔法を駆使して鍵を開けるという設定のメカニズムは結構面白かったので、シリーズ続編が出るならば、そこに磨きをかけて欲しいところ。
それと、師匠の着せ替え趣味はもっと前面に押し出してもいいかも。カルナの衣装で萌え要素を補給しようよw