「白人萠乃と世界の危機」 七月隆文 (電撃文庫)

ハレンチなものにモザイクをかける悪の組織「R18」と戦う正義の美少女戦隊AV!(エーファイブ) コードネーム”セーラー”にさせられた白人萠乃の苦難と愛の物語。

戦隊ものをベースに、ラブコメと百合コメを調味料としてどっさりふりかけまくったギャグ小説。
全編アホな展開で、バカな小説を読みたくて買ったんだからある意味期待通りではあるんだけど、
これは豪快に空回りしまくるネタを生温かい目で見守っている楽しさに近いなあ。
失笑が大半、つい笑ってしまうネタがたまにあるという感じ。
最大の問題はイラストが全然駄目なこと。
頭身のバランスが悪過ぎるし、絵柄もなんか気色悪い。こんなのに絵萌え出来る人っているんかなあ? うーん、わからん。
三人娘や敵のオカマとルールーたんあたりのキャラはまあまあ良いのに、絵での加点がない(というか寧ろマイナス)なのが残念。