「カエルと殿下と森の魔女」 橘柑子 (ファミ通文庫)

闇の森の側にある酒場兼宿屋の緑竜亭。
”戦う看板娘”ことリュンは毎度大騒ぎを起こす酔客の相手に手一杯の日々。
そんな緑竜亭に、見目麗しい王子様が現れ、カエルにかけられた呪いを解いて欲しいと!? 第6回えんため大賞優秀賞受賞作。

ライトな異世界ファンタジーが読みたい気分になったので買ってきたとですよ。
あい、期待に違わぬコミカルなファンタジーで面白うございました。
ヒロイン・リュンの語り口は軽快かつ豪快な性格が好ましい。
人狼の少年に不死人で女好きの美青年、そして夢見がちなお人好し王子様、とキャラクタの魅力はなかなかのもの。
特にドジっこ王子様がかわいくて微笑ましい。後半に登場してくるお姫様との凸凹カップルぶりが良いわ〜。
世界設定とかはこのまま冒険ファンタジーにも出来そうな感じ。マァリやアンバーの過去話とか読みたいので、続編希望。