「ROOM NO.1301 #4 お姉さまはヒステリック!」 新井輝 (富士見ミステリー文庫)

姉の蛍子は健一のことが好きだった!? ──思い悩む健一をそれぞれのやり方で励まそうとしてくれる女の子たち。
そして、1305の鍵を持った”シーナ”が新たな住人として十三階に加わることに…。

前回がわりに健全だったのは溜めだったのか、序盤から恥ずかしい展開で飛ばしてくれてます。
うわーい、カラー口絵の蛍子たんがエロいぞちくしょうめ。挿絵もなんて直接的な。そして、凹み展開にあうううう。

これまでなんとなく流されてるままだった健一がようやく本気で思い悩みモードに入る…
ように見せかけて、シーナの馬鹿テンションのおかげで序盤の切ない雰囲気がどっかいっちゃいました。なんてこった。
でも、鬱々とした暗い展開になられるよりはこういう感じで転がった方が楽しく読めていいのかも。
蛍子とああなったところでシーナと健一が出会ってしまったという流れはなかなか悪くないし、
シリーズも4冊目をむかえてますます話が面白くなってきた感。
次への期待がどうしても高まってしまう引きも素晴らしいことこの上なし。「くわーーーー!」。
これで窪塚姉妹が健一とどうにかなるような展開を見せたら驚愕なんだけど、はてさて一体どうなることやら。

あとがきはネタに見せかけた「Dear」シリーズ宣伝と解釈してOK? わかりましたよ。そのうち続き読みますよーだ(3巻までは既読)