「刑事暗殺。 ショットガン刑事」 秋口ぎぐる (富士見ミステリー文庫)

刑事Bが暗殺された!(死んでないけど) なぜか犯行直後の現場に居合わせることになってしまったショットガン刑事・虎雄は発砲し逃走。
容疑者として追われることになる。虎雄は真犯人を見つけ出し、容疑を晴らすことができるのか!?

北摂高校を舞台に、刑事とマフィアの抗争(全員高校生)を描いたシリーズ3作目にして(一応の)完結編。
主人公が殺人の(しつこいけど死んでない)濡れ衣を着せられ、同僚の刑事たちに追われるという展開は、まさしくハードボイルド。
…のような気がしなくもない。
刑事部、学内マフィア、ショットガン刑事、謎の女、イミコ&ヒトミ、とそれぞれの意図が絡み合い、
事件の真相が明かされ、最後はドンパチで締め。うむ、いい流れだ。
1巻よりも2〜3巻はだいぶ面白くなってたので、これでシリーズが終わってしまったのがちょっと惜しい。真面目な顔でひたすらバカなことをやっている、なんちゃってハードボイルドとして楽しませていただきました。どっかで続き出ないかなあ。ファミ通文庫でとか。