「第六大陸 I」 小川一水 (ハヤカワ文庫JA)

2025年。月に基地を作ろうという”第六大陸”計画がスタートする。
過酷な環境、莫大な予算、機器の開発といった困難を乗り越えてまで作りあげるものは…。

今現在の(実際の)技術水準からすれば、このくらいまでは実現可能で、20年後に出来ていることの限界がこのくらいだろう、
というような近未来の状況はなかなかリアルな感じ。
単純な科学の応用でトロフィーロケットのような設定をもってくるのは上手いなあと感心。
何年か先にはホントにそういうものが開発されててもいいんじゃないのと素人的には思っちゃいますな。
桃園寺妙が超強力な萌えヒロインでびびったのと走也君とお付き合い(年齢差12!)な展開にうひゃあーと思ったものの、
続きにラブストーリー期待しても駄目なんだろうなあ…。「復活の地」もそのへんは薄かったし。