「物魂 -ものだま-」 桐生祐狩 (ハルキホラー文庫)

昔の少女小説を愛好するサークルのメンバーの一人が惨殺される。
次々に狙われるメンバー。彼らの犯した罪とは…。

登場するキャラクタは悪い意味で変人や痛い人ばかりで、話の展開や会話は品がなさ過ぎ。
でも殺人描写のグロさはなかなかだし、悪趣味な話が好きな人なら結構楽しめるかも。
わたしはまあまあ面白がってしまいましたよ。たはー。
入れ替わりながら語られる4つのパートの中では人形視点で語られるところがお気に入り。
あと、最終的に明かされる部分って、人形に全然思い入れをしない人なら似たようなことをわりとやっちゃうような気がするなあ。でも、それであんな殺され方をされるのは勘弁願いたい。