「女子大生会計士の事件簿 DX.1」 山田真哉 (角川文庫)

女子大生会計士の萌実ちゃんと新米のカッキーが監査の先々で出くわす事件を描いた連作短編集。
読んでるうちに会計や監査のことがわかるようになる…かも? な会計ミステリー。

帳簿操作やダミー会社等の会計トリックで裏金を作ったり粉飾決算したりというネタを扱っているわりには、
明るくさらっと読める話に仕上がってるのが好印象。
萌さんとカッキーの軽妙なやり取りはライトノベル風味で楽しいし、
今までよく知らなかった”会計監査”のお仕事のことを少しばかり知ることが出来て面白かったざんす。
専門用語や知識はかなりわかりやすく説明されてるので素人にも安心(というか初心者向け)。
若い子に特にオススメしたいかも。文庫版2巻の刊行も決まってるみたいなので、続きも読みたいざます。