「アリソンIII(上) ルトニを車窓から」 時雨沢恵一 (電撃文庫)

”英雄さん”のはからいにより、アリソンとヴィルの二人は東と西を結ぶ大陸横断鉄道の旅に同行することになった。
フィオナも合流し、数ヶ月ぶりに彼ら四人は再会する。
…だが、豪華列車の中では血なまぐさい陰謀劇が進行しつつあった。

あれれ、面白くないですよ?
 相変わらずなヴィルののほほんとした態度や、やきもきしているアリソンがかわいらしいという以外の読みどころが全然なかったような。
上下巻構成で、話のフリだけで終わってしまってるというのも理由の一つだろうけど、
列車内で死体がごろごろ出てきてからも、盛り上がってこないのはどうしたわけか。
むううう、完結編の前半がこんなにつまんないとは。大丈夫かなあ。
鉄道描写はしろうと目には結構充実してるように思えたので、そういうのが好きな人にはいいのかも。