「聖霊狩り 呪われた都市」 瀬川貴次 (コバルト文庫)

転校してしまった美也に会いに行くという裕樹に便乗して、早紀子と萌も同行することになった。
御霊部にて柊一たちと再会し、総勢六人で鎌倉観光をすることになったのだが……。シリーズ九冊目。

ヒロ君復活おめ。相変わらずの口の悪さと小生意気な態度が微笑ましい。
柊一と美也さんの早紀たん取り合いな三角関係にさらに裕樹が参入し、
萌っちvsヒロ君のイデオロギー対決に加え、さらに萌っちを見守る多能氏という図式まであり、
やたら楽しい展開になってます。
籠目部長vs萌っちも熱いっすよ!w 多能氏はサービスしすぎ。

ブコメだけではなくて、美也の召喚能力の問題やヤミブンと裕樹の間のわだかまり等、
シリーズとしての話もちょっとだけ進行。
ラストには”敵らしき存在”も出てきてるし、さて、今後どうなりますかの。

今回、柊一や早紀たんたちと遭遇してないこともあって誠ちゃんの出番が少なすぎなのが悲しい。
あと、わたくしがいつかの再登場を願っていた美佳子ちゃんは、誠ちゃんほっぽりだしてとうに旅立ってしまっていることが判明。
がぼーん。こりゃあ、今後も登場予定無しってことなのか。ぇうー。