「もえかん(仮) 萌えるミステリサイト管理人」

 「恋は盲目。」水希望(id:miduki144)----タイトルと書き出しにまんまと騙された。ポエティックな文章が瑞々しい。

 「伍圓玉一枚の謎」踝祐吾(http://www8.plala.or.jp/mtak/)----6月の横浜オフで実際に起こった事件?を元にしたミステリー。
そっちの方はともかく、トリビュートされた方を読んでないので、探偵役のキャラがまったく掴めない。
えーっと、秋山さんから以前貰った本に入ってたんじゃろうか? 後で探しておこう。
MYSCONファイブはそのうち誰かが単体で作品化してくれないものかと希望してみたりして。

 「萌える推薦文」進井瑞西http://a-say.staba.jp/)----解説を書く力もあるんだなあと感心。

 「萌えミステリ往復書簡」紅蓮魔&秋山真琴(http://fluid.s43.xrea.com/moemys/)----実はこれが収録されるとは知らずに原稿を書いていたのだけど、
収録されたおかげで「進みて」と上手いことリンクしたと1人ほくそえんでいる次第。改めて読み直してみたが、後半尻すぼみの感は否めない。前半は面白かった。

 「萌えの細道」滅・こぉる(http://www.cypress.ne.jp/hp10203249/)----脱力。

 「進井さまがみてる 第三話」リッパー(id:kirisakineko)----軽快でさくさく読める感じにはなったかなあ。

 「ミステリ系更新されてます学園」ウリオ(id:urio)----か、かわいいじゃないですかー。
「進みて」のキャラにウリオさんの絵をあてはめても特に問題ない気がするので、そうして読んでくだされ。

 「密室殺人はじめました」NAO(id:nao-jpn)----これの第1話ってリッパーさん含めて3人くらいしか読んでいないのでは?
ネタは簡単なものだけれど、連作中の1つとしては悪くない出来。

 「滅氷命を追って(その一)」松本楽士(http://cafe.don.am/heaven/)----話続いてるし、よくわからない。

 「霧舎学園トリビュート」未成年(笑)(http://ec.uuhp.com/~takeyama/)----トリビュートとしての筋と内輪向けネタと作者の生の感情の創作への投下が渾然一体となった作品。
結局どういう話なのかってのは霧舎学園愛読者でもあるリッパーさんにすら実はよくわかってないのだけれど、とりあえず面白かった。
ちゃんとオチまで書いて欲しいんだけど、そんな気はないんだろうなあ。

 「神≠探偵・山田正紀」根多加良(http://www.mypress.jp/v2_writers/yokattanetaka/)----読んだことのない作品の評論なのでパス。

 「笑う月」久我明(http://earth.endless.ne.jp/users/akira/index.html)----わー、面白ーい。キャラクタの心理のあやを上手いこと仕掛けに使ってて感心。
それと、作中で触れられているとある物に興味をそそられてしまって、ネットで検索かけちゃいました。へー、ホントにそういうのがあるんだなあ。

 「謎宮会について」政宗九(id:mmmichy)----「謎宮会」のことまったく知りませなんだ。このガイドを手にいくつか読んでみようかなと。

 「恋への扉」石野休日(http://www.h6.dion.ne.jp/~kyujitsu/)----うひゃあ。

 「おぎゃ鴉。」溝口(改め丼原ざぼん)(id:sanatoli-natith)----読みにくー。「ウロボロス」ってこんな構成なの? 内輪ネタのところは面白かったものの、他の部分がよくわからない。

 「鳳明館殺人事件」永井坂奈(謎の覆面作家ということでリンクはせず)----MYSCONの方の人脈をネタにしたライトミステリ。主人公のモデルになってるっぽい人が覆面作家本人なのかしらん。
収録作中もっとも娯楽な作品になってたと思うでやんす。たいへん面白く読めました。*様の登場シーンで爆笑。

 「信号事件」ホワイトチャーチ、訳:杉江松恋http://homepage3.nifty.com/sugiemckoy/)----そんなのが「もえかん(仮)」に収録されるなんて大丈夫なのか?と参加者の1人としてびびりまくりな翻訳短篇。話は面白かったです。

 「進井瑞西インタビュー」キセン(id:baseline)----口出ししすぎたかなあとちょっと反省。キセン君に駄目だしするとすれば、もうちょっと話の流れをつなげることと、出しちゃまずそうなとこの取捨選択をしっかりしようよ、というところ。

 「仮面の男」shaka(id:shaka)----進井さんの人となりがわかるようなわからないような。

 総評。200ページで700円という頒布価格といい、デザインといい、普通に文芸誌を買って読んでるような気分になりました。
編集長もデザイン担当の古井さんもよくやったと思いますよ。参加できてよかったし、読んでも面白かったです。満足。