「12月のベロニカ」 貴子潤一郎 (富士見ファンタジア文庫)

女神に仕え眠り続ける巫女・ベロニカ。
次代のベロニカに選ばれてしまった幼なじみの少女との約束により、男は騎士となった。
愛と友情、信頼と裏切り、そして”選択”の物語。

とある男の愚直なまでの真摯な生き様に、少しばかり心が震えました。
納得いきかねるところも若干あるし、語り口もあまり好みではないけれど、
作品にこめられた熱さはじゅうぶん伝わってきました。
トリッキーな構成も上手く使ってるんじゃないかと。