「キル・ゾーン」 須賀しのぶ (コバルト文庫)

近未来を舞台にした戦争もの。
囚われた部下を救うために、主人公のキャッスルが小隊を従え戦場を駆け抜ける。

うへえ、異常なくらいリーダビリティが高い。この読みやすさは流血以上かも。
女性の下士官でありながら白兵戦最強というキャッスル隊長、頼りになるエイゼン兄貴、新米兵士ラファエル君、
の3人を軸にキャラクタはよくできているんじゃないかな。
キャッスルとエイゼンはかっこいいし、ラファエルのやんちゃな少年兵ぶりは女の子受けしそう。
派手な白兵戦や銃撃戦もがしがしあって、戦闘アクションものとしては結構楽しめる出来。
どうしても続きが読みたくなるってほどじゃないが、なかなか良い。