「八月は一夜限りの心霊探偵」 霧舎巧 (講談社ノベルス)

読み出す前に七月編と八月編の本を見比べて、何でこうなってるんだろうなあと疑問に思っていたことが、仕掛けの1つとして使われてました。
「2冊同時には意味がある」ってもしかしてこれに気づきやすいようにってことか?

これは面白い。何気なく書かれていたところが後になって伏線だったことに気づくというパターンがしょっちゅうで、先がなかなか読めなくて面白かった。
クライマックス1歩手前の電話のシーンなんか、あまりの展開に呆然となっちゃいましたよ。
レギュラーキャラクタもほぼ出揃った感じで相関図も複雑になってきたし、あー先が楽しみになってきた。
さすがに5冊も読めば琴葉たちに愛着がわいてくるし、もうネタとしてどうこうじゃなくて、素直な気持ちで続きが読みたいと思ってますよ?

あーそれにしても琴葉しゃんの水着がよいよい(結局萌えか!