2003-09-25 「ブラックナイトと薔薇の棘」 田村登正 (電撃文庫) book 全然、電撃文庫の匂いがしない。徳間デュアル文庫とかの方がたぶんしっくりくる。 非常に落ち着いた雰囲気の作品で、狂騒的なノリもないし、キャラクタも地味。 中盤まではいろいろ違和感を覚える話の展開で、これ面白いの?と不安になりかけたんだけど、 最後には盛り上がりました。ああ…、うん。SFなロマンティシズムとセンチメンタルな余韻が、とても心地いい。