2003-10-30から1日間の記事一覧

「暗夜鬼譚 空蝉挽歌 伍」 瀬川貴次 (スーパーファンタジー文庫)

御霊化した久継の暴れっぷりは気持ちいいし、勇猛果敢な伊勢の君に助けられる賀茂の権の博士という萌え所もあったりして、 なかなか面白かった。しかし、 焔王との対決が呆気なさ過ぎじゃないかな。もうちっと死闘を繰り広げて欲しかった。 それと、5冊も続…

「少年の時間」 アンソロジー(徳間デュアル文庫)

6月くらいに西澤保彦氏のと菅浩江さんの2編だけ読んで放置していたやつ。最近になって残りのを読みました。 上遠野浩平「鉄仮面をめぐる論議」、ナイトウォッチシリーズと『冥王と獣のダンス』をつなぐ短編ってとこ? 軽い。ナイトウォッチがこんな雰囲気…

「慟哭」 貫井徳郎 (創元推理文庫)

冒頭30ページくらいで確信した通りのお話でした。 まあ、何も知らずに読んでいたら気づいたかどうかはわからないんだけど、 帯に書かれていることだけでこのへんわかっちゃうあたりに擦れたミステリファンの悲哀があったりなかったり。 リーダビリティは非常…